■延長距離
HP1010シリーズはHDMI出力機器(PCおよびHDD/DVDレコーダー、TVチューナー、監視映像レコーダーなど)の画像を、HUB経由で最大240m離れた複数の場所に表示します。
送信器、受信器にはそれぞれIDを割り当て、受信器側で表示させたい送信器のIDを指定すると、指定した送信器に接続した機器の画像(映像および音声)を出力します。
■3つの接続方法
A.1台のPC(および出力機器)の画像を、離れた複数のモニタに同時に表示
送信器/受信器のIDを全て同じ数字に統一することで、複数のモニタに同じ画像を同時に表示します。
モニタ接続台数は最大100台までです。
転送容量は送信器1台に対して15Mbpsですので、ハブの通信容量を考慮して、接続台数を決めてください。
※使用するHUBの仕様をご確認ください(すべての接続に共通します)。
B.複数のPC(または出力機器)の画像を、IDを設定してランダムに表示
複数対複数のランダム表示です。
延長先の受信器で、表示させたいPC(または出力機器)に接続している送信器のIDを指定することで、目的の画像を表示できます。
C.複数のPC(および表示機器)を1ヵ所で切替表示
複数のHDMI出力機器の映像を、1ヵ所の遠隔地で(遠隔地でなくとも)切り替えて表示することが可能です。
手動でもリモコンでも、どちらでも切り替えて表示できます。
■IDの設定方法
HP1010シリーズのID設定の方法は簡単です。
送/受信器の前面の7セグメントLED(赤い数字)右にある「+/-」ボタンか、付属のリモコンで設定します。
「+」は数字を大きく、「-」は数字を小さくしていきます。00〜99までのIDを指定できます。
リモコンでの設定では、送信器/受信器に付属している赤外線レシーバー(本体設定用)を本体前面のIR-Extに接続し、リモコンで目的の数字を押すか、「+/-」で数字を前後させます。
(数字を「01・02・03・11・22・33」など、押せば設定できますが、「+/-」ボタンで1つずつ送ったり戻したりすると便利です)
■遠隔地からのチャンネル切り替え
HP1010は、離れたTVチューナーやDVDプレーヤーなどのチャンネル切り替え等が行えます。
赤外線リモコンで操作できるソース機器であればほぼすべての操作が可能です。
付属の赤外線レシーバー(赤外線リモコン用)を背面のIR-TX/RXに接続し、ソース機器のリモコンを使って、離れた場所から操作できます。
※操作できるのは、1台の受信器から1台の送信器に接続したソース機器のみです。
■RS232Cの設定
HP1010シリーズはRS232Cを搭載しています。
遠隔地のRS232Cをもつデバイスを、手元で操作できます。
232Cのボーレートの設定方法は以下の通りです。
本体設定用の赤外線レシーバーを前面のIR-Extに接続し、リモコンのG/B(緑)のボタンを1回押します。
7セグメントLED(赤い数字)が「F〇」になったら設定可能状態です。
工場出荷時は「F0=2400bps」になっています。ご利用の232Cデバイスに最適な通信速度を設定してください。
■本体サイズとウォールマウントキット
本体のサイズです。
送信器、受信器にはそれぞれウォールマウント(取付用金具)が付属しています。
それを送/受信器に装着することで、ウォールマウントとして送/受信器を取り付けることが可能になります。
ウォールマウントを装着した場合の取り付け穴の位置をご確認ください。
■名称と働き
■製品仕様
※製品仕様は予告なく変更する場合がございます。
※ハブをカスケードしての長距離延長はお奨めしておりません。
また、社内ネットワークに使用しているハブに複数接続して使用することは推奨いたしません。
※全てのモニタとの互換性を保証するものではありません。採用前に事前テストを行うことをお勧めします。
また、DVIやDisplay Portの変換アダプタを使われる場合も、デモ機で事前にテストしてください。
※BenQ社製の液晶モニタを接続すると、ブルースクリーンになり表示しない場合があります。
その場合は、モニタを変更してください。