弊社では2LCのマルチモード用のSFPをご用意しています。このSFPでは最大550mの延長が可能になります。
■複数:複数(n:n)の接続
複数のPCを複数の遠隔地で個別に同時操作できます。
送信器、受信器のペアの出力なので、DIP SWのナンバーは送/受信器とも同じものに設定します。
送信器、受信器の背面には「DIP SW(ディップスイッチ)」が付いており、送信器、受信器が1:1でペアになるようDIP SWを設定します。
ただし、1:1の直結の場合は、DIP SWの設定は不要です。
接続台数は送信器/受信器ともに最大16台の接続が可能です。
※既設の社内、構内LANやWANなどとの混在はしないでください。あくまでもIP140-DP専用のラインを構築してご利用ください。
※複数のPCを受信器側で切替えて操作したり、1台のPCを複数のKVMで共有して操作したりすることはできません。
そのような運用の場合は「IP605」をご利用ください。
【DIP SWについて】
この製品は延長先から出力PCを切替えて表示させるような運用を行う製品ではありません。
従いまして、設置当初や機器の差替え時にはナンバーの変更および設定のために、通電時でもDIP SWの「UP/DOWN」の設定を行うことは可能ですが、通電時(稼働時)に頻繁にSWの「UP/DOWN」を繰り返すことは、DIP SWの破損ならびに機器の破損につながりますので、おやめください。
■EDIDの取得
EDIDは自動取得です。
延長先にモニタが接続されている場合は、RX接続のモニタのEDIDを、延長先にモニタが接続されていない場合は、TX接続のモニタのEDIDを自動的に認識しPCに送ります。
従って、TX、RXのモニタは同一モデル、または同一の解像度、同一の縦横比である必要があります。
■現在の設定をOSD(オンスクリーンディスプレイ)で確認
IP140-DPの受信器背面に「MODE」「SELECT」の2つのボタンがあります。
「MODE」ボタンを押すと「RS232Cのボーレート」「MACアドレス」「IPアドレス」が順番に表示されます。232Cのボーレートは「SELECT」ボタンで変更することができます。(デフォルトは115200bps)
なお、この画面上でIPアドレスの変更はできません。
■ポートセレクトスイッチ
延長するケーブルを「LANケーブル」にするか「光ケーブル」にするかによってスイッチを切替えてください。
■製品仕様
※製品は予告なく変更される場合があります。予めご了承ください。
※ハブをカスケードしての長距離延長はできません。
また、社内ネットワークに使用しているHUBに複数接続して使用することはできません。
※SFPモジュール、光ケーブルは弊社でも販売しております。お問合せ下さい。