1台のPCの画像および音声を、離れた複数のモニタに同時に表示することができます。
受信器の数は最大8台です。
送信器、受信器の背面には「DIP SW(ディップスイッチ)」が付いており、このように複数個所への同時転送(マルチキャスト)の場合は「SW1が上(UP=1)」、送信器、受信器が1:1でペアになる(ユニキャスト)場合は「SW1が下(DOWN=0)」からの設定になります。
ただし、1:1の直結の場合は、DIP SWの設定は不要です。
※既設の社内、構内LANやWANなどとの混在はしないでください。あくまでもLP3080専用のラインを構築してご利用ください。
■複数の入力を遠隔地のモニタに個別表示
複数の出力を複数の遠隔地のモニタに個別表示できます。
送信器、受信器のペアの出力なので、DIP SWのナンバーは同じものに設定します。
送信器、受信器の数は最大8台です。
【DIP SWについて】
この製品は延長先から出力PCを切替えて表示させるような運用を行う製品ではありません。
従いまして、設置当初や機器の差替え時にはナンバーの変更および設定のために、通電時でもDIP SWの「UP/DOWN」の設定を行うことは可能ですが、通電時(稼働時)に頻繁にSWの「UP/DOWN」を繰り返すことは、DIP SWの破損ならびに機器の破損につながりますので、おやめください。
■延長して変換
LP3080で延長した先で変換してHDMI以外(DVI、DP、VGA)のモニタに表示することができます。
ただし、VGA(デジタル→アナログ)変換には注意が必要です。
以下のイラストは弊社のHDMI-VGAコンバーター「
HV-V10」を使ったVGA(デジタル→アナログ)変換のイメージです。
例えば、延長先モニタがVGAモニタで、1280×1024(5:4)だった場合、LP3080のデフォルトの解像度が1920×1080(16:9)ですので、PCの「ディスプレイ設定」で解像度を変更する必要があります。
【ディスプレイ設定の解像度変更の画面(Win10の例)】
解像度を1920×1080から1280×1024へ単純に変更しただけですと、以下のイラスト右上のように画面の左右が圧縮されて縦長の表示になります。
【ディスプレイの詳細設定画面とリフレッシュレート(Win10の例)】
このような場合、「ディスプレイの詳細設定」画面の「リフレッシュレート」を確認してください。
この「リフレッシュレート」が「60Hz」になっている場合は「
」ボタンをクリックし「60.020Hz」に変更することで正常に表示されます。(一度変更すれば次回から変更は不要です)
VGAのみで構成された延長では「60Hz」で正常表示しますが、「デジタル→アナログ」変換で正常に表示されない時は、「リフレッシュレート」の変更を試してみてください。
■ステータス表示
延長モニタに表示されるステータス表示です。
「SISTEM BOOTING」:本体起動時に表示
「No Signal」:HDMI入力信号無し、PC電源OFF、HDMI入力ケーブル抜け/断線
「Disconnect」:LANケーブル抜け/断線
■本体サイズと取付穴
本体のサイズです。
■製品仕様
※製品は予告なく変更される場合があります。予めご了承ください。
※ハブをカスケードしての長距離延長はできません。